やんばる(国頭村)
やんばる(くにがみそん)
沖縄本島の北端にある国頭村は、村の面積の84%を森が占め、ヤンバルクイナがすむ世界自然遺産の村です。10月は朝晩が涼しくなり、訪れる人も少なめ。森をガイドと歩き、本島最北端のカフェで海を眺め、道の駅で旬の果物や海の幸を味わう、静かな秋の旅ができます。
沖縄本島の北端にある国頭村は、村の面積の84%を森が占める村です。ヤンバルクイナやノグチゲラ、ヤンバルテナガコガネがすむこの森は、2016年9月にやんばる国立公園になり、2021年7月には国内5か所目の世界自然遺産に登録されました。10月になると、まだ暑い日はあっても朝晩はだいぶ涼しくなり、ススキに秋を感じるころです。
森を歩くなら、安波のやんばる学びの森へ。森は「遊びのゾーン」と「学びのゾーン」に分かれていて、ガイドウォークやネイチャーツアー、季節に合わせたツアーで森を案内してもらえます。ツアーだけの申し込みもできます。同じ安波の「道の駅やんばるパイナップルの丘安波」には、カフェレストランや物産コーナー、木工房、観察棟がそろっています。
北の辺戸へ向かうと、村の鳥をかたどった高さ11.5mのヤンバルクイナ展望台があり、辺戸岬などの雄大な景色を見渡せます。同じ辺戸には沖縄本島最北端のカフェ「ふしくぶカフェ」も。大海原を眺めながらひと休みできます。店の名は、大昔この辺りに流れ星が落ちてできたという窪地「辺戸の星窪(ふしくぶ)」に由来します。
お昼は奥間の道の駅ゆいゆい国頭で。レストランくいなでは、ソーキそばや三枚肉そば、海鮮丼、刺身盛り合わせが食べられます。フードコート側には国頭漁協直送の「やんばるイーユ」があり、海鮮めしやまぐろめし、地魚汁がそろいます(2023年12月の開店時の案内。メニューは変わることがあります)。野菜と果物の売り場「ふるさと市」には季節ごとの品が並び、10月は温州みかんやカーブチー、タルガヨー、ドラゴンフルーツ、しょうがなどが旬です。
村で育った人なら誰もが経験したという、川エビ「タナガー」捕りも10月の楽しみの一つです。素揚げに塩を振るだけでおいしいといいます。
10月をすすめる理由は二つあります。一つは人の少なさです。やんばる3村(国頭村・大宜味村・東村)を訪れた人は、令和5・6年とも10月が月平均を下回りました(環境省ほか「やんばる国立公園における滞在体験の魅力向上に向けた基本構想」)。もう一つは台風です。同じく人の少ない9月と比べると、沖縄地方に近づく台風の数の平年値は、9月の1.9個に対して10月は1.1個です(気象庁「台風の平年値」)。なお、訪れた人の数は3村全体のもので、約8割(令和6年は79.3%)は沖縄県内からの来訪です。資料の図から読み取った値で、1千人程度の誤差があります。
見どころ
- 1やんばる学びの森——「遊び」と「学び」のゾーンに分かれた森を、ガイドと歩ける
- 2ヤンバルクイナ展望台——村の鳥をかたどった高さ11.5mの展望台から、辺戸岬などの景色を望む
- 3ふしくぶカフェ——沖縄本島最北端のカフェで、大海原を眺めてひと休み
- 4道の駅ゆいゆい国頭——ソーキそばや海鮮めしのほか、10月は温州みかんやカーブチーが並ぶ
混雑カレンダー
混雑ピーク — 月単位では区切れません
やんばる3村を訪れた人の数(環境省ほか「やんばる国立公園における滞在体験の魅力向上に向けた基本構想」)は、令和5年は3月、令和6年は8月がいちばん多く、2年とも1月と3月が12か月中3位以内でした。国頭村・大宜味村・東村の3村全体の数で、国頭村だけの数ではありません。
狙い目 — 10月
10月は、やんばる3村を訪れた人の数が令和5・6年とも月平均を下回り、12か月中8〜9位でした(環境省ほか「やんばる国立公園における滞在体験の魅力向上に向けた基本構想」)。朝晩が涼しくなり、ススキに秋を感じる季節です。
おすすめ訪問時期
10月がおすすめです。やんばる3村を訪れた人は、令和5年・6年とも10月が月平均より少なく、12か月中8〜9位でした(環境省ほか「やんばる国立公園における滞在体験の魅力向上に向けた基本構想」)。同じく人の少ない9月と比べると、沖縄地方に近づく台風の数の平年値も、9月の1.9個に対して10月は1.1個と少なめです(気象庁「台風の平年値」・1991〜2020年の平均)。それでも台風が来ることはあるので、出かける前に気象情報を確かめてください。
オフシーズンだから会える景色
10月の国頭村は、まだ暑い日があるものの、朝晩はだいぶ涼しくなり、ススキに秋を感じるころです。村の84%を占める森をガイドと歩き、村の鳥をかたどった展望台から辺戸岬などの景色を眺める。静かな森の村に会える季節です。
アクセス
那覇空港から高速バス111番・117番で名護バスターミナルまで約1時間40分、67番辺土名線に乗り換えて辺土名バスターミナルまで約1時間。村内は国頭村営バス
那覇空港から約2時間。那覇ICから沖縄自動車道で許田ICまで約55分、国道58号で道の駅ゆいゆい国頭へ
各スポットに駐車場あり。やんばる学びの森、道の駅やんばるパイナップルの丘安波、ふしくぶカフェ、道の駅ゆいゆい国頭(ふるさと市・レストランくいな)は無料
よくある質問
Q川エビの「タナガー」は、現地で食べられますか?
2026年10月時点で、タナガーを出す店の案内は確認できていません。タナガーは、村で育った人なら誰もが捕ったことがあるという川の幸で、素揚げに塩を振って家庭で食べるものとして、地域の10月のカレンダーに載っています。
Q那覇空港から路線バスで行けますか?
行けます。那覇空港から高速バス111番・117番(2,230円)で名護バスターミナルまで約1時間40分、67番辺土名線(1,070円)に乗り換えて終点の辺土名バスターミナルまで約1時間です。村内の移動は国頭村営バスで、1日4便のうち午前の2便(10時・11時)は予約便です。問い合わせ先は国頭村役場 総務課です(国頭村観光協会「アクセス」・2026年10月19日時点。料金は変わることがあります)。
Q9月と10月なら、どちらがおすすめですか?
10月です。やんばる3村を訪れた人の数は、2年とも9月・10月が月平均を下回りましたが、沖縄地方に近づく台風の数の平年値は9月が1.9個、10月が1.1個で、10月の方が少なくなっています(環境省ほか「やんばる国立公園における滞在体験の魅力向上に向けた基本構想」・気象庁「台風の平年値」)。