竹富島
たけとみじま
石垣島からフェリーで10分。竹富島は、白砂の道に赤瓦屋根が連なる集落が国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された島です。訪れる人は3月と8月に集中しますが、この集落の姿は季節で変わりません。人の少ない時期を選べば、同じ風景を静かに歩けます。
石垣島からフェリーでおよそ10分。竹富島は、白砂の道に赤瓦屋根の民家が連なる集落で知られる島です。この集落は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、町並みそのものが文化財として守られています。
島を訪れる人の数は、竹富町の統計を見ると季節でかなり動きます。最も多いのは3月で、次いで8月。石垣島から日帰りで渡る人が多いため、船が着く時間帯に人が集中し、離れる時間帯に静かになるという一日の波もあります。
一方で、この島の中心にあるものは季節で姿を変えません。白砂の道も、赤瓦の屋根も、石垣に囲まれた家々も、三月でも一月でも同じようにそこにあります。花や紅葉が主役の島ではないぶん、いつ来ても見たいものが見られる——それが竹富島の特徴です。
だとすれば、人の少ない時期を選ぶ理由があります。竹富町の統計では、1月と2月は来訪が年間で最も少ない部類にあたり、最も多い3月とは大きな開きがあります。石垣島の平年値では1月の日中も21℃ほどで、上着があれば歩ける日が多い。ただし冬は北寄りの風が吹き続けるため、気温の数字ほど暖かくは感じないかもしれません。
彩りがまったくないわけでもありません。竹富島観光協会によれば、集落の石垣や庭先を染めるブーゲンビリアは冬から春にかけてが見頃で、1月と2月もその時期にあたるそうです。花を目当てに渡る島ではありませんが、静かな集落を歩いていると、白砂と赤瓦のあいだに赤や紫が差し込んできます。
冬は、島の食に楽しみがある時期でもあります。沖縄は車海老の養殖生産量が日本一で、県の漁協連合会によれば水揚げは12月から4月にかけて。竹富島には島産の車海老を使った料理を出す食事処があり、冬に訪れる理由のひとつになります。ただし島の食事処は数が限られ、不定休のところが多いようです。これは冬に限った話ではなく年間を通じてのことなので、目当ての店があれば季節を問わず事前に確認しておくと確実です。
集落を巡る水牛車も、冬に止まることはありません。竹富島観光協会に確認したところ、1月・2月も通常どおり動いているとのことでした。運行時間や乗り方は変わることがあるため、詳しくは運営事業者の公式発信でご確認ください。
春に訪ねるなら、5月が狙い目です。3月のピークを過ぎ、夏の盛りが来る前。同じ集落を、比較的落ち着いた状態で歩けます。島の西側にはコンドイ浜という遠浅の浜があり、竹富町観光協会が夕日の名所として紹介しています。沖には西表島や小浜島、黒島が横たわります。
見どころ
- 1重要伝統的建造物群保存地区——白砂の道と赤瓦の集落。国が保存地区に指定した町並みそのものが見どころ
- 2水牛車——集落をゆっくり巡る。冬も運行しており、1月・2月も通常どおり動いています
- 3冬の車海老——沖縄は養殖生産量日本一。島産の車海老を出す食事処が集落にあります
- 4冬のブーゲンビリア——観光協会によれば冬から春にかけてが見頃。石垣や庭先に赤や紫が差します
- 5なごみの塔——集落の中心に立つ小塔。現在は登り降りができないため、塔そのものを見上げる形になります
混雑カレンダー
混雑ピーク — 3月・8月・10月
石垣島からの日帰り客が集中する時期。竹富町の統計では3月が年間で最も多く、8月がこれに次ぎます。10月は種子取祭にあたり、竹富町は島が祭り一色になると伝えています。
狙い目 — 1月・2月
島がもっとも静かになる時期のひとつ。集落の姿は季節で変わらず、車海老の水揚げ期とブーゲンビリアの見頃にも重なります。
おすすめ訪問時期
1月と2月は、来訪が年間で最も少ない部類にあたります。集落の姿は季節で変わらず、車海老の水揚げ期にも重なります。ブーゲンビリアの見頃にもあたるため、静かな集落に彩りが加わります。春に訪ねるなら、混み合う3月を過ぎた5月がおすすめです。
オフシーズンだから会える景色
しずか旅が竹富島の冬をすすめるのは、単に空いているからではありません。この島の見どころは集落そのものであり、それは季節で姿を変えない。だからこそ、人の少ない時期を選ぶことに意味があります。白砂の道に自分の足音だけが響く——同じ場所を訪れても、3月の竹富島と1月の竹富島では、受け取るものがまるで違います。
アクセス
石垣港離島ターミナルから安栄観光・八重山観光フェリーで約10分
竹富島内は自転車レンタルが一般的(島は平坦)
竹富港周辺に駐車スペースあり(宿泊者向け)
よくある質問
Qいつ行くのが空いていますか?
竹富町の統計では、1月と2月の来訪が年間で最も少ない部類にあたります。最も多いのは3月で、8月がこれに次ぎます。春のうちに訪ねるなら、3月のピークを過ぎた5月が比較的落ち着いています。
Q冬に行っても見どころはありますか?
竹富島の見どころは白砂の道と赤瓦の集落そのもので、これは季節で変わりません。加えて観光協会によれば、ブーゲンビリアは冬から春にかけてが見頃です。冬に訪れて見たいものが見られない、ということはありません。
Q冬に船が欠航することはありますか?
海が荒れれば欠航します。竹富島へは船でしか渡れないため、当日の運航状況の確認は欠かせません。竹富島観光協会によれば、冬は台風がないぶん欠航は多くないとのことですが、天候次第であることに変わりはありません。船会社が運航状況を公表しているので、出発前にご確認ください。
Q冬の竹富島で食べられるものはありますか?
沖縄は車海老の養殖生産量が日本一で、水揚げは12月から4月にかけてが中心です。竹富島には島産の車海老を使った料理を出す食事処があります。ただし島の食事処は数が限られ、不定休のところが多いようです。これは冬に限らず年間を通じてのことなので、事前の確認をおすすめします。
Q水牛車には予約が必要ですか?
予約がなくても当日の受付で乗れます。事前に押さえたい場合は、石垣島からの船とセットになったプランを船会社が販売しています。予約の可否や受付方法は変わることがあるため、最新の案内は運営事業者や船会社の公式発信でご確認ください。
Q島内はどう移動しますか?
島は平坦でレンタサイクルが一般的です。集落は歩いて回れる広さで、水牛車で巡ることもできます。詳細は現地でご確認ください。