しずか旅
Green rolling hills with a lake and distant mountain.
🌿自然温泉

那須高原なすこうげん

栃木県 · 那須郡那須町

Photo by Gaku Suyama on Unsplash

那須高原

なすこうげん

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那須連山の裾野に広がる高原。夏の週末は首都圏からの車で賑わいますが、梅雨の6月は人出が落ち着き、那須街道沿いのアジサイが見頃を迎えます。1〜2月は年間で最も静かな時期。ただし那須岳エリアは冬季閉鎖となり、開いているのは開湯1400年の湯本の温泉街です。

栃木県北部、那須連山の裾野に広がる那須高原は、主峰・茶臼岳(1,915m)を望む高原地帯です。山麓には舒明2年(西暦630年)開湯と伝わる那須温泉郷があり、皇室の方が静養する御用邸が置かれていることから「ロイヤルリゾート那須」とも呼ばれています。

この土地でもっとも人が集まるのは8月です。那須町の観光統計を見ると、8月の入込客数は年間で群を抜いており、2位の月の1.5倍を超えます。夏休みとお盆が重なり、那須街道は都心方面からの車で混み合います。避暑地として知られているぶん、暑い時期ほど人が向かうという構図です。

人出が落ち着くのは、その少し前の6月です。梅雨の時期にあたりますが、那須街道の両側では約1,200本のアジサイが咲き、青や紫の花が3kmほどにわたって続きます。同じ街道沿いには約14,000本からなるアカマツの天然林があり、観光協会はこのアカマツとアジサイのコントラストが梅雨の季節を味わい深く彩ると紹介しています。雨に濡れた高原の緑は、乾いた晴天の日とはまったく違う表情を見せます。

6月であればロープウェイも動いており、茶臼岳の山上へ上がることもできます。高原の道は空き、宿も取りやすい時期です。梅雨を避ける理由で敬遠されがちな月ですが、那須ではむしろこの時期にしか見られない景色があります。

いっぽう、年間でもっとも人が少ないのは1月と2月です。ただしこの時期の那須は、夏とは別の場所だと考えたほうがよいでしょう。那須ロープウェイは冬季運休に入り、例年3月中旬ごろまで動きません。大丸温泉より先の県道も例年12月上旬から3月下旬ごろまで通行止めとなり、車で山へ上がることはできません。路線バスも冬ダイヤに切り替わり、ロープウェイ方面の便が運休します。つまり那須岳エリアは、まるごと閉じます。期間は年によって前後するため、お出かけ前に公式の発信でご確認ください。

それでも湯本の温泉街は開いています。鹿の湯は年間を通して営業しており、1300年以上前、山狩りの最中に狩野三郎行広という人物が、矢傷を負った鹿が湯に浸かっているのを見つけたのが始まりと伝えられています。すぐ近くの那須温泉神社は、那須与一が屋島の合戦で扇の的を射る前に祈願した神社として知られます。谷筋に広がる殺生石の一帯は、松尾芭蕉が『おくのほそ道』で訪れた場所で、2014年に国の名勝に指定されました。

冬の那須は、山が閉じることで湯だけが残る土地になります。訪ねる先を温泉街に絞れるなら、年間でもっとも静かな時期です。

見どころ

  • 1梅雨の6月、那須街道の両側に約3km続くアジサイと、約14,000本のアカマツ林のコントラスト
  • 2舒明2年(西暦630年)開湯と伝わる那須温泉郷。鹿の湯は年間を通して営業
  • 3松尾芭蕉が『おくのほそ道』で訪れた殺生石。2014年に国の名勝に指定
  • 4那須与一が屋島の合戦の前に祈願したと伝わる那須温泉神社

混雑カレンダー

空いている
やや空き
普通
やや混雑
非常に混雑
1
2
3
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6
7
8
9
10
11
12

混雑ピーク — 8月・10月

お盆休暇と秋の紅葉で週末に混雑

狙い目 — 6月

梅雨の6月はアジサイ街道が見頃で人出が落ち着く。1〜2月は年間で最も静かだが、那須岳エリアは冬季閉鎖のため湯本の温泉街が中心(ロープウェイは例年3月中旬まで運休)

おすすめ訪問時期

💡

6月の平日がもっとも過ごしやすい時期です。梅雨の合間の高原は空いており、アジサイ街道が見頃を迎えます。ロープウェイも営業期間内のため、茶臼岳へ上がることもできます。1〜2月はさらに人が少なくなりますが、ロープウェイの冬季運休と県道の通行止めにより、那須岳エリアへは入れません。この時期に訪ねる場合は、湯本の温泉街を中心に計画してください。営業状況や道路状況は年によって前後するため、お出かけ前に公式サイトでご確認ください。

オフシーズンだから会える景色

8月は年間でもっとも人が集まる月で、2位の月の1.5倍を超えます。避けたいなら、その前の6月が狙い目です。梅雨どきですが、アジサイ街道が見頃に入り、ロープウェイも動いています。より静かさを求めるなら1〜2月ですが、この時期は那須岳エリアが閉じるため、湯本の温泉街を目的地にする旅になります。行き先を選べば、年間で最も落ち着いた那須に出会えます。

アクセス

電車・バス

JR那須塩原駅から関東自動車の路線バスで那須湯本温泉方面へ

東北自動車道 那須IC

駐車場

那須ロープウェイ山麓駅駐車場(例年12月上旬から3月下旬ごろは県道通行止めのため利用できません)

よくある質問

Q6月の那須高原は雨が多いのではないですか?
A

梅雨の時期にあたるため、雨の日はあります。ただし那須街道沿いのアジサイはこの時期に見頃を迎え、隣接するアカマツ林の緑と合わせて、晴天時とは違う景色が広がります。観光協会も、アカマツとアジサイのコントラストが梅雨の季節を味わい深く彩ると紹介しています。高原は標高があり朝晩は冷えるため、羽織るものをお持ちください。

Q8月は避けたほうがよいのでしょうか?
A

那須町の観光統計では、8月の入込客数は年間で最も多く、2位の月の1.5倍を超えます。夏休みとお盆が重なるためで、那須街道の混雑もこの時期に集中します。静かに過ごしたい場合は、6月や平日をご検討ください。

Q冬にロープウェイで茶臼岳へ上がれますか?
A

冬季は運休します。那須ロープウェイの営業は例年3月中旬から12月上旬までで、1〜2月は動いていません。あわせて大丸温泉より先の県道が例年12月上旬から3月下旬ごろまで通行止めとなり、路線バスも冬ダイヤでロープウェイ方面の便が運休します。冬に那須を訪ねる場合は、湯本の温泉街を目的地としてお考えください。運行期間や通行止めの時期は年により前後するため、公式サイトで最新の情報をご確認ください。

Q那須湯本へはどう行けばよいですか?
A

JR那須塩原駅から関東自動車の路線バスで那須湯本温泉方面へ向かえます。車の場合は東北自動車道の那須ICが最寄りです。所要時間や便数は季節のダイヤ改正で変わるため、事前に公式サイトでご確認ください。冬季は一部区間が運休となります。