釧路湿原
くしろしつげん
釧路湿原は、1980年に日本で最初のラムサール条約登録湿地となり、1987年に国立公園になりました。1月は訪れる人が少ない月のひとつですが、湿原のそばの鶴居村では、冬の給餌場にタンチョウが集まり、日によって200羽を超えます。細岡展望台から冬の湿原を見渡し、タンチョウを静かに見守る旅ができます。
釧路湿原は、1980年に日本で最初のラムサール条約登録湿地となり、1987年に国立公園に指定されました。湿原は釧路町・鶴居村・標茶町・釧路市にまたがります。冬の釧路湿原をすすめるのは、湿原のそばの鶴居村で、タンチョウが給餌場に集まる季節だからです。
鶴居村の鶴見台は、道道53号線沿いにある給餌場です。給餌は冬だけで、100羽前後が集まる12月中旬から2月いっぱいが見頃、1月から2月は200羽を超える日もあります。給餌は朝9時ごろと午後1時から2時ごろが多いものの、予告なく変わることがあります。給餌場の隣のカフェ「どれみふぁ空」では、丹頂カレー(1,490円・サラダとデザート付き)が食べられます(営業は10時〜16時、火曜定休で2月は無休・2024年10月時点の案内。値段と営業は変わることがあります)。
もう一つの給餌場、鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリは、日本野鳥の会が保護活動をしている場所で、給餌の時期には写真家が集まります。ネイチャーセンターは10月1日から3月30日まで、9時から16時に開いています。火・水曜と第1・3・5木曜(祝日は開館)、12月26日から1月1日は休館ですが、休館日でも給餌場での観察と撮影はできます(2024年11月時点の案内)。2026年1月には、敷地の店で鶴の里キャンプフィールドが、かしわそばやカレーそばなどを朝9時から15時に売っていました。観察の前に、鶴居村観光協会の「タンチョウ観察のローカルルール」を確かめておくと安心です。
湿原そのものを見渡すなら、湿原の東側にある細岡展望台へ。蛇行する釧路川と湿原の向こうに、雄阿寒岳と雌阿寒岳が見えます。隣の細岡ビジターズ・ラウンジには写真の展示や軽食・喫茶のコーナーがあり、10月から3月は10時〜16時の営業で、年末年始(12月29日〜1月3日)は休みます。温根内ビジターセンターは9時〜16時、塘路湖エコミュージアムセンターは10時〜16時が、11月から3月の開館時間です(いずれも2026年10月時点の案内)。
冬だけの楽しみに、釧路駅から標茶駅まで湿原の中を走るSL冬の湿原号があります。運行は1月中旬から3月中旬で、2026年は1月17日から3月15日の予定でした。なお、標茶町のコッタロ湿原展望台は、展望台の工事のため、散策路が2027年1月末(予定)まで通行止めです。
釧路町は、特産品の冬の欄に昆布森の毛蟹とウニを挙げています。仙鳳趾の牡蠣は、一年を通して食べられます。
見どころ
- 1鶴見台——道道53号線沿いの給餌場。見頃は12月中旬から2月で、1月から2月は200羽を超える日も
- 2鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ——日本野鳥の会が守る給餌場。冬は写真家が集まり、休館日でも観察できる
- 3細岡展望台——湿原の東側から、蛇行する釧路川と、その向こうの雄阿寒岳・雌阿寒岳を望む
- 4SL冬の湿原号——冬だけ、釧路駅から標茶駅まで湿原の中を煙をあげて走る列車
混雑カレンダー
混雑ピーク — 8月
釧路町・標茶町・鶴居村を訪れた人の数(釧路総合振興局「観光入込客数調査」)は、令和5〜7年度とも8月がいちばん多く、報告書は鶴居村について、4〜9月の上期を繁忙期としています。3町村全体の数で、湿原だけの数ではありません。
狙い目 — 1月
1月は、釧路町・標茶町・鶴居村を訪れた人の数が令和5〜7年度とも月平均を下回り、12か月中11位でした(釧路総合振興局「観光入込客数調査」)。鶴居村の給餌場にタンチョウが集まり、日によって200羽を超える季節です。
おすすめ訪問時期
1月がおすすめです。釧路町・標茶町・鶴居村を訪れた人は、令和5〜7年度とも1月が月平均より少なく、12か月中11位でした(釧路総合振興局「観光入込客数調査」)。3町村全体の数で、湿原だけの数ではありません。鶴居村の給餌場にタンチョウが最も多く集まるのは1月と2月です。給餌は冬だけで、始まりと終わりの時期は年によって変わるので、出かける前に鶴居村の案内を確かめてください。
オフシーズンだから会える景色
1月の鶴居村では、冬の給餌場にタンチョウが集まり、日によって200羽を超えます。写真家が集まる伊藤サンクチュアリや道路沿いの鶴見台で、「湿原の神」と呼ばれてきた鳥を、時間をかけて見守る。冬の湿原のそばでしか会えない景色です。
アクセス
鶴居村へは、阿寒バスの鶴居線・空港線
鶴居村へは、釧路空港から約30〜40分、釧路駅から約50分。道東自動車道の阿寒ICから約40分
鶴見台に駐車場あり。コッタロ湿原展望台は、散策路が2027年1月末(予定)まで工事で通行止め
よくある質問
Q12月と1月なら、どちらがおすすめですか?
1月です。12月は3町村を訪れた人がさらに少ない月ですが(令和5〜7年度とも12位・釧路総合振興局「観光入込客数調査」)、タンチョウが100羽を超える日が増えるのは、例年中旬から下旬です。1月は給餌が月を通して続き、1月と2月は日によって200羽を超えます。
Qタンチョウはどこで見られますか?
冬は、鶴居村の2つの給餌場で見られます。道道53号線沿いの鶴見台と、鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリです。給餌は鶴見台が朝9時ごろと午後1時から2時ごろ、サンクチュアリが朝9時ごろと午後2時ごろが多いものの、状況によって予告なく変わります。給餌のない季節は、タンチョウが自然の中で過ごすため、見られないこともあります。
QSL冬の湿原号には乗れますか?
1月中旬から3月中旬に、釧路駅から標茶駅まで走る列車です。2026年は1月17日(土)から3月15日(日)の運行予定でした(2026年シーズンの案内)。その年の運行日は、JR北海道電話案内センター(011-222-7111)で確かめてください。