しずか旅
A view of the ocean from a window
🌿自然🏔絶景

浄土ヶ浜じょうどがはま

岩手県 · 宮古市

Photo by Jaipreet Singh on Unsplash

浄土ヶ浜

じょうどがはま

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三陸復興国立公園の中心にある浄土ヶ浜。鋭くとがった白い流紋岩が林立し、松の緑と海の群青が並びます。9〜10月は海水浴の時季を過ぎ、鮭といくらが旬を迎える秋です。

岩手県宮古市の浄土ヶ浜は、白い岩が海に向かって林立する入り江です。岩の正体は流紋岩。およそ4,400万年前のマグマが固まったもので、二酸化ケイ素を多く含むために白く見えます。松の緑と岩肌の白、海の群青が同じ視界に並ぶ景色は、天和年間にこの地を訪れた僧が「さながら極楽浄土のごとし」と言い残したことが、そのまま地名になりました。

浄土ヶ浜が属する三陸復興国立公園は、2013年に生まれた国立公園です。東日本大震災の地震と津波は、この沿岸の人の暮らしだけでなく自然環境そのものにも大きな影響を与えました。その後、陸中海岸国立公園などを再編してできたのが、この公園です。名前に「復興」が入っているのは、そういう経緯によります。浄土ヶ浜の岩や松は震災の前からここにありますが、公園の名前はそれ以後のものです。

海から眺めたい場合は、宮古うみねこ丸という遊覧船があります。以前この浜には別の遊覧船が通っていましたが、58年の歴史を閉じました。その後、市民から惜しむ声が続き、宮古市が新しい船を造って2022年に運航を再開しています。船体には浄土ヶ浜の色を写した緑が使われています。乗船中はうみねこへの餌付けもできます。ただし運休日があります。9月から12月は火曜日が運休で、10月は最終の便が出ません。訪れる曜日を決めるときは、運航状況を先に確かめてください。

車で向かう場合、注意することがあります。第1駐車場から浜へ続く園地内の道路は、例年4月上旬から10月末まで一般車両が入れません。夜間は年間を通じて通行できません。9月と10月はこの期間の内側にあたるため、駐車場に車を置いて15分ほど歩くことになります。距離を知らずに来ると予定が狂うので、時間に余裕をみておくとよい場所です。歩く道すがら、岩の形が少しずつ変わっていくのが見えます。

秋の宮古は魚の入れ替わる時季です。宮古市の資料によれば、秋に脂がのるのはサンマ、マグロ、カツオ、サケ、サバ。観光協会は秋の魚として鮭といくらを挙げています。宮古には瓶ドンという食べ方もあります。旬の魚介を牛乳瓶に詰めたもので、自分でご飯にあけて食べます。中身は季節で変わるので、秋には秋のものが入ります。なおサンマはその年の漁の具合で大きく変わるため、目当てにするなら現地の情報を確かめてから向かうほうが確実です。

見どころ

  • 1白い流紋岩——約4,400万年前の火山岩。松の緑と海の群青が並ぶ
  • 2宮古うみねこ丸——2022年に再開した遊覧船。うみねこへの餌付けも
  • 3浄土ヶ浜マリンハウス——さっぱ船で青の洞窟へ。貸ボートと食堂も
  • 4鮭といくら——秋の宮古の魚。瓶ドンなら旬のものが詰まっている
  • 5三陸復興国立公園——2013年、震災後の再編で生まれた国立公園

混雑カレンダー

空いている
やや空き
普通
やや混雑
非常に混雑
1
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3
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6
7
8
9
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12

混雑ピーク — 7月・8月

海水浴シーズンで白い岩が大混雑

狙い目 — 9月・10月

白い流紋岩の入り江を歩く速さで眺められ、鮭といくらが旬を迎える(園地内は一般車が入れず徒歩15分。遊覧船は火曜運休・10月は最終便なし)

おすすめ訪問時期

💡

9月中旬から10月末の平日、午前中がおすすめです。ただし遊覧船は9月から12月の火曜日が運休で、10月は最終の便が出ません。船に乗る予定なら火曜を避けてください。第1駐車場から浜までは徒歩15分ほど。日が傾くと岩の陰影が濃くなるので、時間に余裕をとると景色の変化を追えます。

オフシーズンだから会える景色

7月と8月の浄土ヶ浜は海水浴の客で混雑し、駐車場も埋まります。9月と10月はそこから外れた時季です。ただ人が減るだけではありません。この浜の魚は秋に入れ替わり、鮭といくらが並びはじめます。園地内の道路が一般車に閉じている期間でもあるため、浜まで歩く15分のあいだ、車の音がしません。白い岩の連なりを、歩く速さで眺められます。

アクセス

電車・バス

JR宮古駅からバスで約20分、「奥浄土ヶ浜」下車すぐ

宮古駅から車で約10分。第1〜第3駐車場から浜まで徒歩約15分

駐車場

浄土ヶ浜第1・第2・第3駐車場

よくある質問

Q秋の浄土ヶ浜は夏と比べて何が違いますか?
A

人の数と、海の幸が違います。7月と8月は海水浴の客で混み合います。9月と10月はその時季を過ぎ、浜が落ち着きます。宮古の魚も入れ替わり、観光協会は秋の魚として鮭といくらを挙げています。一方で気温は下がり、海からの風が冷たく感じられます。浜を歩く時間が長くなるので、羽織るものを用意してください。

Q遊覧船は秋も運航していますか?
A

運航していますが、運休日があります。9月から12月は火曜日が運休です(祝日は運航)。また10月は最終の便が出ません。天候や海の状況で運休することもあります。訪問日を決めたら、運航状況を公式サイトで確かめてから向かってください。なお遊覧船とは別に、青の洞窟へ向かうさっぱ船が浄土ヶ浜マリンハウスから出ています。

Q車で行くとき、駐車場から浜まで近いですか?
A

近くはありません。第1駐車場から浜へ続く園地内の道路は、例年4月上旬から10月末まで一般車両が入れず、夜間は年間を通じて通行できません。9月と10月はこの期間にあたるため、駐車場から15分ほど歩きます。駐車場は第1のほか第2・第3があります。料金や通行許可の扱いは変わることがあるので、宮古市の案内で確かめてください。

Q秋に宮古で食べられるものはありますか?
A

宮古市の資料では、秋に脂がのる魚としてサンマ、マグロ、カツオ、サケ、サバが挙げられています。観光協会が秋の魚として名指ししているのは鮭といくらです。宮古には瓶ドンという食べ方もあり、旬の魚介を牛乳瓶に詰めたものを自分でご飯にあけて食べます。中身は季節で変わります。ただしサンマはその年の漁の具合で大きく変わるため、目当てにする場合は現地の情報をご確認ください。