西表島
いりおもてじま
八重山諸島の西表島は、亜熱帯のジャングルに覆われた世界自然遺産の島です。島を訪れた観光客の数は、令和5〜7年の3年とも6月が12か月のうち9〜10位で、月平均を下回りました。初夏の6月は八重山のパインが収穫期に入り、下旬からはサガリバナの観察ツアーも始まります。
西表島は、八重山諸島の竹富町に属し、2021年7月に世界自然遺産に登録されました。環境省は、原生状態に近い亜熱帯の常緑広葉樹林が広がり、イリオモテヤマネコをはじめ多くの固有種が分布すると紹介しています。竹富町観光協会の案内では、島は東部と西部に大きく分かれ、東部には仲間川や水牛車で渡る由布島、西部には沖縄県で最大の落差をもつピナイサーラの滝や、沖縄県で最長の浦内川があります。
竹富町の統計で島を訪れた観光客の数を見ると、令和5〜7年の3年とも、多いのは3月と4月で、どちらも12か月のうち3位以内に入りました。6月は9位・9位・10位で、3年とも月平均を下回っています。この記事が初夏の6月をすすめるのは、この数字と、次に書くパインとサガリバナの時期が重なるからです。
ただし、東部と西部では人の動きが逆になります。大原港のある東部は11月から4月に月平均を上回り、6月は3年とも月平均を下回りました。上原港のある西部は4月から9月に月平均を上回り、6月も4位・3位・4位です。サガリバナのツアーやピナイサーラの滝は西部が拠点なので、6月でも西部のツアーは早めに予約し、東部の仲間川と組み合わせて日程を組むと落ち着いて回れます。
サガリバナは、環境省の国立公園の案内によると、夕暮れ時に咲き始めて翌朝には散る花で、見頃は毎年6月下旬から7月ごろです。竹富町観光協会にも、この花を見るツアーが「6月下旬~7月中旬」の開催期間で載っており、送迎は西部の上原港周辺です。開花は年によって前後するので、6月上旬から中旬の旅ではまだ見られないこともあります。花を目当てにするなら、6月下旬に日程を寄せてください。
食では、八重山のパインが旬を迎えます。沖縄県の食材情報サイト「くゎっちーおきなわ」は、八重山(石垣市・竹富町・与那国町)での収穫時期を品種ごとに載せており、ピーチパインは5月から7月、ゴールドバレルは6月から7月、ジュリオスターは6月から9月です。載っている7品種は、いずれも6月が収穫期に入ります。
東部の仲間川の河口には、マングローブ林が広がります。文化庁の文化遺産オンラインは、仲間川天然保護区域のマングローブ林を、面積と構成する種の数のどちらでも国内最大規模と説明しています。竹富町観光協会によると、遊覧船は通年運航で、出航の時間は潮の満ち引きで変わります。
ピナイサーラの滝のあるヒナイ川は、2025年3月から、1日に立ち入れる人数に上限(200人)がある「特定自然観光資源」になりました。立ち入るには、登録引率ガイドの同行と、事前の立入承認申請が必要です。申請は立ち入る日の6か月前から受け付けています。滝を目指すなら、ガイドツアーを選ぶところから準備を始めてください。
気象庁によると、沖縄の梅雨明けは平年6月21日ごろです。6月の前半は雨の日を見込んで、カヤックやトレッキングの日を動かせるように組んでください。石垣港からは、高速船で大原港へ約40〜50分です(安栄観光)。西部の上原港への便もありますが、上原航路は海況で欠航することがあります。欠航したときの大原港からの移動手段は時期によって変わるので、船会社と竹富町の案内で確かめてください。
見どころ
- 1サガリバナ——見頃は6月下旬から7月ごろ。夕暮れに咲き始め、翌朝には散る花(環境省)
- 2八重山のパイン——ピーチパインやゴールドバレルなど、7品種がそろって6月に収穫期を迎える
- 3仲間川のマングローブ——面積と種類の数で国内最大規模とされる林を、遊覧船やカヌーでめぐる
- 4ピナイサーラの滝——沖縄県で最大の落差をもつ滝。入れる人数に上限があり、認定ガイドの同行が必要
混雑カレンダー
混雑ピーク — 月単位では区切れません
3月と4月は、西表島を訪れた観光客の数(竹富町の入域観光客数)が令和5〜7年とも12か月中3位以内に入り、月平均を上回ります。島の東部(大原側)は11月から4月、西部(上原側)は4月から9月に、それぞれ月平均を上回ります。
狙い目 — 6月
6月は、西表島を訪れた観光客の数が令和5〜7年とも12か月中9〜10位で、月平均を下回ります。八重山ではピーチパインやゴールドバレルなど、県が紹介する7品種のパインがそろって収穫期に入り、6月下旬からはサガリバナの観察ツアーも始まります(竹富町観光協会の掲載)。沖縄地方の梅雨明けは平年6月21日ごろです。島の西部(上原側)は、6月も月平均より多くの人が訪れます。
おすすめ訪問時期
6月がおすすめです。西表島を訪れた観光客の数は、令和5〜7年の3年とも6月が12か月のうち9〜10位でした。八重山のパインがそろって収穫期に入り、6月下旬からはサガリバナのツアーも始まります。梅雨明けは平年6月21日ごろなので、花も天気も狙うなら下旬がねらい目です。西部(上原側)は6月も月平均を上回るので、西部のツアーは早めに予約してください。
オフシーズンだから会える景色
西表島を訪れた観光客の数は、令和5〜7年の3年とも3月と4月が12か月のうち3位以内に入り、6月は9〜10位でした。初夏の6月は、八重山のパインがそろって収穫期に入り、下旬からはサガリバナのツアーが始まります。ただし島の西部(上原側)は6月も月平均を上回るので、西部のツアーは早めに予約してください。
アクセス
石垣港離島ターミナルから高速船で大原港へ約40〜50分(安栄観光)。上原港への便もある(上原航路は海況で欠航することがある)
島内の移動手段は、竹富町観光協会や船会社の案内でご確認ください
駐車の可否は、各施設・ツアー会社にご確認ください
よくある質問
Q6月の西表島は人が多いですか?
竹富町の統計で島を訪れた観光客の数は、令和5〜7年の3年とも6月が12か月のうち9〜10位で、月平均を下回りました。多いのは3月と4月です。ただし西部(上原側)だけを見ると、6月も月平均を上回っています。
Qサガリバナはいつ見られますか?
竹富町観光協会に載っているツアーの開催期間は、6月下旬から7月中旬です。開花は年によって前後するので、出かける前にツアー会社で確かめてください。
Qピナイサーラの滝には自由に行けますか?
自由には立ち入れません。ヒナイ川は2025年3月から立ち入る人数に1日200人の上限があり、登録引率ガイドの同行と事前の立入承認申請が必要です。申請は6か月前から受け付けています。
Q石垣島からのアクセスは?
石垣港離島ターミナルから高速船で、大原港へ約40〜50分です(安栄観光)。西部の上原港への便もありますが、上原航路は海況で欠航することがあるので、出発前に運航状況を確かめてください。