嵐山
あらしやま
京都市右京区の嵐山には、世界遺産の天龍寺があります。京都市を訪れた観光客の数は、令和5〜7年の3年とも9月が12か月中9〜11位で、月平均を下回りました(京都観光総合調査)。9月は、嵐山通船の鵜飼見物船が23日まで出る月です。
嵐山は、京都市右京区の嵯峨嵐山の観光地です。天龍寺は臨済宗天龍寺派の大本山です。足利尊氏を開基、夢窓疎石を開山として、後醍醐天皇の菩提を弔うため1339(暦応2)年に創建され、1345(康永4)年に落慶しました。南禅寺を五山の上として、天龍寺は五山の第一位に位置づけられました(天龍寺)。曹源池庭園は国の史跡・特別名勝の第一号に指定され、天龍寺は1994年に「古都京都の文化財」のひとつとして世界遺産に登録されています。法堂の天井の雲龍図は、1997(平成9)年に日本画家の加山又造が描いたものです。土曜日・日曜日・祝日に公開され(9時〜16時30分)、春夏秋の特別参拝期間には毎日公開されます(天龍寺)。京都市の調査で、日本人観光客に訪れた場所を尋ねると、13.6%が嵯峨嵐山周辺を挙げました(京都観光総合調査・令和7年・複数回答)。
竹林の小径は、野宮神社から大河内山荘庭園へ続く、両側を竹林に囲まれた散策路です(京都・花灯路推進協議会)。嵐山の散策路は、中之島公園から渡月橋を渡り、天龍寺の周りを通って嵯峨野へ続いています。京都市によると、竹林の小径の一帯では近年、沿道の竹に傷を付けられる被害が相次ぎ、景観が大きく損なわれていました。竹には傷を付けないように歩いてください。
9月は、鵜飼が見られる最後の月です。嵐山通船の鵜飼見物船は7月1日から9月23日まで出ていて、8月17日からの出船は第1部が18時30分、第2部が19時30分、受付は18時からです。ゲリラ豪雨などで直前に中止になる場合があると、嵐山通船は案内しています。
保津川下りは、亀岡から嵐山までの約16キロを、約2時間かけて船で下る船旅です(保津川遊船企業組合)。乗船場はJR亀岡駅の北口から歩いて約10分のところにあり(亀岡市)、嵐山は船が着く側です。2026年は3月10日から12月13日まで、9時から15時まで1時間おきに定期船が出ています。当日の運航状況は、保津川下りの公式サイトで案内されています。
食では、天龍寺直営の精進料理店「篩月」が、動物性の素材を一切使わない精進料理を出しています。献立は季節に応じて変わり、献立によって2日前か3日前までの予約が要ります。営業は11時から14時で、木曜日が定休です(天龍寺)。京都府が開発した黒大豆の枝豆「紫ずきん」は、京のブランド産品に認証されていて、京都市でも栽培されています。京都府の発表では、令和8年の販売期間は8月29日から10月中旬の予定です。
嵯峨の豆腐店「嵯峨豆腐 森嘉」は、創業が安政の頃です。昔から変わらず一つひとつ手作業で作る「やわらかく、腰が強く、なめらかな豆腐」を掲げ、川端康成や司馬遼太郎の作品でも紹介されたと、店は案内しています。嵯峨豆腐のほか、飛龍頭(ひろうす)、油あげ、あつあげ、焼豆腐などを売っています。営業は9時から17時で、毎週水曜日が定休です(火曜日も休む日があり、営業カレンダーで案内しています)。市バス・京都バスの嵯峨釈迦堂前から歩いて1分、JR嵯峨嵐山駅と京福電鉄の嵐山駅から歩いて15分です(森嘉)。
混み具合は、京都市の京都観光総合調査にある月別の観光客数で見ています。京都市を訪れた観光客の数は、令和5〜7年の3年とも9月が12か月中9〜11位で、月平均を下回りました。いちばん多いのは11月で、3年とも2位以内でした。ただし、これらは京都市全体の数字で、嵐山を訪れる人の数そのものではありません。
見どころ
- 1鵜飼見物船——7月1日から9月23日まで。9月の出船は18時30分と19時30分(嵐山通船)
- 2天龍寺の曹源池庭園——国の史跡・特別名勝の第一号(天龍寺)
- 3竹林の小径——野宮神社から大河内山荘庭園へ続く、竹林の散策路(京都・花灯路推進協議会)
- 4保津川下り——亀岡から嵐山まで約16キロ・約2時間の船旅(保津川遊船企業組合)
- 5精進料理「篩月」——天龍寺直営。動物性の素材を使わず、献立は季節で変わる(要予約)
- 6嵯峨豆腐 森嘉——創業は安政の頃。嵯峨豆腐・飛龍頭などを手作業で作る豆腐店(水曜定休)
- 7紫ずきん——京都府が開発した黒大豆の枝豆。令和8年の販売期間は8月29日から10月中旬の予定(京都府)
混雑カレンダー
混雑ピーク — 11月
京都市を訪れた観光客の数は、11月が令和5〜7年の3年とも2位以内に入りました(京都観光総合調査)。11月には、京都市と京都市観光協会が、嵯峨嵐山で混雑を避けながら巡る案内を出しています(2025年)。
狙い目 — 9月
京都市を訪れた観光客の数は、9月が令和5〜7年の3年とも12か月中9〜11位で、月平均を下回ります。嵐山通船の鵜飼は9月23日まで続き、京都府が開発した黒大豆の枝豆「紫ずきん」の販売期間(令和8年は8月29日から10月中旬の予定)にも重なります。
おすすめ訪問時期
9月がおすすめです。京都市を訪れた観光客の数は、令和5〜7年の3年とも9月が12か月中9〜11位で、月平均を下回りました(京都観光総合調査)。嵐山通船の鵜飼は9月23日までなので、鵜飼を見るなら23日までに訪ねてください。ゲリラ豪雨などで直前に中止になる場合があります。
オフシーズンだから会える景色
秋の初めの9月は、23日まで、夕方から鵜飼見物の舟が出ます。9月の出船は18時30分と19時30分の2回です(嵐山通船)。昼は天龍寺の曹源池庭園を歩き、天龍寺直営の「篩月」で季節の献立の精進料理を味わえます(要予約)。
アクセス
天龍寺へは京福電鉄嵐山線の嵐山駅からすぐ、JR嵯峨野線の嵯峨嵐山駅から徒歩13分、阪急の嵐山駅から徒歩15分(天龍寺)
京都市は、観光地周辺の渋滞を和らげるため、車から公共交通に乗り換えるパークアンドライドを勧めています
天龍寺の駐車場(自家用車100台・予約不可・先着順・有料)
よくある質問
Q9月の嵐山は混みますか?
京都市の京都観光総合調査では、京都市を訪れた観光客の数は、令和5〜7年の3年とも9月が12か月中9〜11位で、月平均を下回りました。ただし、これは京都市全体の数字で、嵐山を訪れる人の数そのものではありません。
Q嵐山の鵜飼はいつまで見られますか?
嵐山通船の鵜飼見物船は、7月1日から9月23日までです。9月の出船は18時30分と19時30分の2回で、受付は18時からです。ゲリラ豪雨などで直前に中止になる場合があります(嵐山通船)。
Q嵐山で精進料理を食べられますか?
天龍寺直営の精進料理店「篩月」で食べられます。動物性の素材を一切使わない精進料理で、献立は季節に応じて変わります。献立によって2日前か3日前までの予約が要り、木曜日が定休です(天龍寺)。
Q嵯峨豆腐の森嘉はどこにありますか?
京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町42番地にあり、市バス・京都バスの嵯峨釈迦堂前から歩いて1分、JR嵯峨嵐山駅と京福電鉄の嵐山駅から歩いて15分です。営業は9時から17時で、毎週水曜日が定休です。火曜日も休む日があるので、店の営業カレンダーで確かめてください(森嘉)。
Q9月に保津川下りの船に乗れますか?
保津川遊船企業組合によると、2026年は3月10日から12月13日まで、9時から15時まで1時間おきに定期船が出ています。亀岡から嵐山までの約16キロを約2時間で下ります。当日の運航状況は、保津川下りの公式サイトで確かめてください。
Q11月の嵐山はどうですか?
京都市を訪れた観光客の数は、11月が令和5〜7年の3年とも2位以内でした。11月には、京都市と京都市観光協会が、嵯峨嵐山で混雑を避けながら巡る案内を出しています(2025年)。