しずか旅
a view of a body of water from a wooded area
🌿自然🏔絶景

天橋立あまのはしだて

京都府 · 宮津市

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天橋立

あまのはしだて

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日本三景のひとつ、天橋立。約3.6kmの砂州に約6,700本の松が続きます。夏の海水浴、春の連休、秋の紅葉と人が集まる場所ですが、冬は訪れる人が最も少なくなる季節。ケーブルカーは通年動いており、澄んだ空気のなかを静かに歩けます。

天橋立は、宮津湾と阿蘇海を分ける約3.6kmの砂州です。幅は20mから170m、その上に約6,700本の松が続きます。松島、宮島と並ぶ日本三景として古くから知られ、天に架かる橋に見立てられてきました。人が集まるのは夏です。砂州には海水浴場があり、8月の宮津市には年間で最も多い人が訪れます。次いで7月。春の連休と秋の紅葉にも波が来ます。裏を返せば、12月から2月は年間で最も静かな三か月ということになります。

天橋立を上から見る場所は、南北に分かれています。北側の傘松公園へは、府中駅からケーブルカーかリフトで上がります。冬に確かめておきたいのは、この二つが同じようには動かないことです。ケーブルカーは通年運行で、最終の下り便は12月から1月が17時、2月が17時半。冬は日が短いぶん、夏より1時間ほど早く終わります。並走するリフトは1月から2月に運休日があり、動く日でも16時まで。晴れた日に開放的な眺めを期待していくと、乗り場で引き返すことになりかねません。午前中に上がっておくのが確実です。

砂州は歩いて渡れます。片道およそ50分。自転車なら20分ほどですが、国定公園のため車は入れません。往復すれば2時間近くになります。冬の砂州には風を遮るものがほとんどなく、海風がまともに当たります。厚手の上着と手袋、耳を覆えるものがあると、歩き通せるかどうかが変わります。途中で引き返せる道でもあるので、無理に端まで行かず、松林の途中で折り返すのも一つの歩き方です。人がまばらな時期だからこそ、自分の足のペースで決められます。

冬の食は、丹後の海の寒ブリです。京都府によれば、12月ごろになると北の海から戻るブリが丹後の海へ来遊し、脂がのったものが揚がります。宮津の資源というより、丹後の海全体の恵みで、三大漁場に数えられるのは隣の伊根町です。ただし近年は以前ほどの大漁が聞かれなくなったとも記されており、その年の漁の具合によります。目当てにするより、あれば嬉しいものと考えておくくらいがちょうどよいでしょう。一方で、冬の丹後に鍋を囲む習慣が根づき、ぶりしゃぶという食べ方が定着したこと自体は、漁の多寡に関わらず残っています。

砂州の南の付け根には智恩寺があります。日本三文殊のひとつで、天橋立駅から歩いてすぐ。参拝を終えて松林に入るのが、この土地の順路です。冬の天橋立に、特別な催しがあるわけではありません。あるのは、人の少ない松林と、早く暮れる日と、動いているものと止まっているものの区別だけです。それを知ったうえで午前に着き、歩ける分だけ歩いて、暖かいものを食べて帰る。日本三景を、そういう静かな距離で見られる季節です。

見どころ

  • 1約3.6kmの砂州を歩いて渡る——片道およそ50分。国定公園のため車は入れません
  • 2傘松公園の「股のぞき」——ケーブルカーは冬も通年運行。リフトは運休日あり
  • 3智恩寺(文殊堂)——砂州の南の付け根にあり、天橋立駅から歩いてすぐ
  • 4丹後の海の寒ブリ——冬の丹後に根づいたぶりしゃぶの食文化

混雑カレンダー

空いている
やや空き
普通
やや混雑
非常に混雑
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混雑ピーク — 4月・5月・7月・8月・10月・11月

4〜5月はゴールデンウィーク、7〜8月は海水浴、10〜11月は紅葉で人が集まる

狙い目 — 12月・1月・2月

冬は宮津市の入込客数が年間で最も少なく、砂州を歩く人がまばらになる。傘松公園のケーブルカーは通年運行(最終下り便は12〜1月が17時・2月が17時半。リフトは1〜2月に運休日あり)

おすすめ訪問時期

💡

12月から2月の平日午前中。ケーブルカーの最終下り便が17時前後と早く、砂州の往復に2時間近くかかるため、午前に着いておくと余裕があります。リフトに乗りたい場合は、1月から2月に運休日があるので事前に確認を。

オフシーズンだから会える景色

宮津市の月別入込客数を見ると、12月から2月は年間で最も少ない三か月です。最も多い8月とくらべると、2月はおよそ5分の1。冬の砂州は、松林を歩く人がまばらになります。ただし冬は、動いているものと止まっているものがあります。傘松公園へのケーブルカーは通年運行で、最終の下り便は12月から1月が17時、2月が17時半。並走するリフトは1月から2月に運休日があり、動く日でも16時までです。上に行くなら午前中を見ておくと確実です。

アクセス

電車・バス

京都丹後鉄道宮豊線 天橋立駅から徒歩

京都縦貫自動車道 与謝天橋立ICまたは宮津天橋立IC

駐車場

天橋立駅周辺に観光用の駐車場あり

よくある質問

Q冬の天橋立は寒いですか。どんな装備が要りますか。
A

砂州には風を遮るものがほとんどなく、海風で体感温度が下がります。厚手の上着、手袋、耳を覆えるものは用意しておいてください。歩く距離が長いので、靴は歩き慣れたものを。片道50分の道のりを往復するなら、途中で休める格好かどうかも効いてきます。

Q冬でも展望所に上がれますか。
A

傘松公園へのケーブルカーは通年運行です。最終の下り便は12月から1月が17時、2月が17時半。並走するリフトは1月から2月に運休日があり、動く日でも16時までなので、リフトに乗りたい場合は事前にご確認ください。なお成相寺へは傘松公園から登山バスに乗り継ぎますが、冬季の運行は事前にご確認ください。

Q砂州は歩いて渡れますか。どのくらいかかりますか。
A

歩いて渡れます。片道およそ50分、自転車なら20分ほどです。国定公園のため車は入れません。往復すると2時間近くになるので、日の短い冬は午前中の出発が安心です。途中で折り返せる道なので、端まで行かない歩き方もできます。

Q冬に食べられるものは何ですか。
A

丹後の海の寒ブリです。12月ごろから脂がのったものが揚がります。ただし宮津固有の資源ではなく丹後の海全体のもので、三大漁場に数えられるのは隣の伊根町です。近年は漁が細る年もあり、その年次第という面があります。ぶりしゃぶは冬の丹後に根づいた食べ方で、提供している店は宮津にもあります。カニを思い浮かべる方も多いと思います。丹後のカニ漁は11月6日に解禁しますが、メス(京都ではコッペ、せこがにとも)の漁期は12月末までで、年内で終わります。オスの松葉がには例年3月中旬ごろまで続きます。なお舞鶴かに・間人ガニ・大善ガニといったブランドがには舞鶴市や京丹後市の港のもので、宮津の名を冠したものはありません。宮津で味わうなら、府内の他港から入るものになります。