グラバー園
ぐらばーえん
グラバー園は、長崎港を見下ろす南山手の丘に、旧グラバー住宅をはじめ9棟の洋館が並ぶ、長崎屈指の観光地です。旧グラバー住宅は現存する日本最古の木造洋館で、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産のひとつ。1月は一年のうちでも静かな月で、洋館も港を望む庭も、自分の速さで見て回れます。
グラバー園は、長崎港を見下ろす南山手の丘にあります。国指定重要文化財の旧グラバー住宅・旧リンガー住宅・旧オルト住宅を中心に、市内に点在していた明治期の洋館6棟を移して復元し、あわせて9棟の伝統的建造物を見て回れます。居留地時代の面影を残す石畳や石段が園内を結び、坂の多い地形に合わせて動く歩道も設けられています。
中心となる旧グラバー住宅は、貿易を通して日本の近代化に大きな功績を残したトーマス・B・グラバーの住まいで、現存する日本最古の木造洋館です。接客用の主屋に模様替えや増築を重ね、明治中期に四つ葉のクローバーのような形になったといわれています。世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産のひとつでもあります。庭の温室にある狛犬はキリンビールの麒麟のモチーフで、そのひげはグラバーがモデルだといわれます。
丘の上からは、稲佐山を背にした長崎港が一望できます。なかでも旧三菱第2ドックハウスのベランダからの眺めは見事で、旧リンガー住宅の前庭では港を行き交う船の音が間近に聞こえます。旧グラバー住宅の前の石畳には、触れて願いごとをすると恋がかなうといわれるハート形の石が埋め込まれていて、園内にはもう1つあります。旧スチイル記念学校では、グラバー家ゆかりの写真や居留地時代の町並みの写真、長崎出身の版画家・田川憲の版画を見られます。
1月は、グラバー園を訪れる人が一年で最も少ない時期のひとつです。長崎県の観光統計では、令和5〜7年の3年とも1月の利用者が月平均を下回り、12か月中12位・12位・11位でした(長崎県「長崎県観光統計」)。利用者がいちばん多いのは5月、次いで11月で、3月と10月も多い月です。人の少ない1月は、洋館の部屋をのぞくのも、港を望む庭で足を止めるのも、自分の速さで楽しめます。
1月から3月の開園時間は8時から18時で、最終入園は閉園の20分前です。11月から12月末までは20時まで開く夜間開園があり、1月は夕方で閉園します(2026年10月時点の公式の案内)。旧オルト住宅は保存修理工事のため2027年2月まで観覧を停止しており、観覧の再開は3月の予定です。旧自由亭も工事のため観覧と営業を止めています。公開の状況は、出かける前に公式サイトのお知らせで確かめてください。
長崎の1月は、ブリやトラフグ、マガキ、レンコダイ、アラカブ(カサゴ)が旬を迎える月です。ブリの照り焼き、トラフグの刺身や鍋、生ガキや酢ガキ、アラカブの味噌汁など、冬の長崎の魚料理を、丘を下りたあとの楽しみにどうぞ。
見どころ
- 1旧グラバー住宅——現存する日本最古の木造洋館。増築を重ねて四つ葉のクローバーのような形になった屋根
- 2旧三菱第2ドックハウスのベランダ——稲佐山を背にした長崎港を一望する、園内でもひときわの眺め
- 39棟の洋館と石畳——旧グラバー住宅・旧リンガー住宅・旧オルト住宅の重要文化財3棟と、市内から移した明治期の洋館6棟
- 4ハートストーン——石畳に埋め込まれたハート形の石。旧グラバー住宅の前に1つ、園内にもう1つ
混雑カレンダー
混雑ピーク — 月単位では区切れません
グラバー園の利用者は、令和5〜7年の3年とも5月がいちばん多く、11月が2番目でした(長崎県「長崎県観光統計」)。3月と10月も利用者の多い月です。
狙い目 — 1月
1月は、グラバー園の利用者が令和5〜7年の3年とも月平均を下回り、12か月中12位・12位・11位でした(長崎県「長崎県観光統計」)。長崎ではブリやトラフグ、マガキなどが旬を迎える月です(長崎市「おさかな旬のカレンダー」)。
おすすめ訪問時期
1月がおすすめです。グラバー園の利用者は、令和5〜7年の3年とも1月が月平均より少なく、12か月中12位・12位・11位でした(長崎県「長崎県観光統計」)。長崎ではブリ・トラフグ・マガキ・レンコダイ・アラカブが旬を迎える月です(長崎市「おさかな旬のカレンダー」)。1月から3月は8時から18時までの開園で、夜間開園はありません(2026年10月時点の公式の案内)。旧オルト住宅は保存修理のため、2027年2月まで観覧停止の予定です。
オフシーズンだから会える景色
1月のグラバー園は、冬の静けさに包まれた丘になります。旧リンガー住宅の前庭では港を行き交う船の音が間近に届き、旧グラバー住宅の前や旧三菱第2ドックハウスのベランダからは、稲佐山を背にした長崎港をゆっくり眺められます。石畳の坂を下りながら、居留地時代の面影を自分の速さでたどれる季節です。
アクセス
長崎駅前から路面電車(崇福寺行)で約7分、新地中華街で石橋行に乗り換えて約4分、大浦天主堂電停から徒歩約7分。長崎駅前南口からバス(30番・35番)で約12分、グラバー園バス停から徒歩5分
園に駐車場はありません。車の場合は近隣の駐車場を利用
なし(近隣の駐車場を利用)
よくある質問
Q12月と1月なら、どちらがおすすめですか?
静けさを求めるなら1月です。県の観光統計では、1月の利用者は令和5〜7年とも12か月中11位以下でしたが、12月は9位・6位・6位でした。一方、12月末までは20時まで開く夜間開園があります(2026年10月時点の公式の案内)。夜の港の眺めも楽しみたいなら、12月を選ぶ手もあります。
Q冬でも洋館の中は見学できますか?
冬も開園していて、洋館を見学できます。ただし旧オルト住宅は保存修理工事のため、2027年2月まで観覧を停止する予定です(再開は3月の予定)。旧自由亭も工事のため観覧と営業を止めています。公開の状況は変わることがあるので、公式サイトのお知らせで確かめてください。
Q入園料と行き方を教えてください。
入園料は一般1,300円、小中学生と高校生は650円です(2026年4月1日改定・2026年10月時点の公式の案内。料金は変わることがあります)。園に駐車場はないので、路面電車かバスが便利です。長崎駅前から路面電車で新地中華街を経て大浦天主堂電停へ、または長崎駅前南口からバスでグラバー園バス停へ向かえます。
Q園内の坂や階段は大変ですか?
丘の斜面にあるため、石畳の坂や石段があります。動く歩道や車椅子用のスロープが設けられ、電動車椅子の無料貸し出しもありますが、石畳には勾配があるので、車椅子では介助があると安心です。歩きやすい靴で出かけてください。